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〈観光最前線〉絵金の魅力に迫りたい

2023年6月30日
営業部:後藤 文昭

2023年6月30日(金)配信

薄明りに浮かび上がる芝居絵

 幕末の絵師、金蔵(通称絵金)。おどろおどろしい芝居絵で有名な絵師で、彼が生まれた高知県の各所では、絵金屏風を夏祭りの間飾る風習があるという。

 過日、高知県外で約50年ぶりに行われた大規模展覧会に出掛けた。絵金の作品は血の滴りすらも色っぽく、凄惨な場面すらそう感じさせない魅力があり、それでいて、描かれている人物の恨みや哀しみなど、さまざまな感情が生々しく浮かび上がってくるようでしばらく絵の前から動くことができなくなってしまった。

 ただ明るい場所で見るからか、おどろおどろしさは、感じず。ろうそくの明かりに照らされるからこそ、おどろおどろしくも艶めかしい絵金の作品が完成するのかもしれない。早く高知の夏祭りで、絵金の作品を堪能したい。

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