GF(福島県いわき市)特別清算開始へ(帝国データバンク調べ) 元禄8年創業の温泉旅館「古滝屋」運営会社
2023年7月3日(月) 配信
GF(代表清算人=御山義明氏、福島県いわき市)は6月14日(水)、福島地裁いわき支部から特別清算開始命令を受けた。帝国データバンクによると、負債は約23億7400万円。
同社は1695(元禄8)年創業の個人の家業(旅館)を、1955(昭和30)年5月に営業規模の拡大に伴い、親族の資本参加を得て株式会社古瀧として、法人改組された。
いわき市湯本で温泉旅館「古滝屋」を運営し、源泉掛け流しの5つの温泉と、福島県産を中心とした新鮮な米や野菜、地元で飼育されたブランド豚などを取り入れた料理が好評で、ピークの97年12月期には年間収入高約13億3800万円を計上していた。
しかし、東日本大震災、東京電力の原発事故以降は県外からの観光客が激減。収入高は減少傾向で推移し、利益面も厳しい経営を強いられていた。
その後も宿泊者数は伸び悩み、22年12月期の年間収入高は約1億9100万円に落ち込み、債務超過に転落した。こうしたなか、経営再建をはかるため旧債務を同社が引き受け、新たに設立された別法人に事業を譲渡。同社は今年3月31日に現商号へ変更、同日開催の株主総会の決議により解散していた。
なお、「古滝屋」の運営は新会社で継続されている。
風評被害もあるかと思います。僕は東北の人間なので、まとまった休みが取れたら、是非行ってみたいと思います。
いわき市湯本温泉は古滝屋をはじめ客単価が高い県外観光客ばかり狙ってますね。
県内、市内の客層は相手にしない雰囲気です。
何軒か「立寄り湯など地元客ようこそ」経営してる宿は宿泊も昼も流行ってますね。
困った時こそ地元客層を大事にすれば良いのにと思いました。
老舗なんてプライドが許さないんでしょうね。