北九州市がアドバイザー意見交換会開く 武内市長「未来に大きな可能性を引き出したい」
2023年7月13日(木) 配信
福岡県北九州市(武内和久市長)は7月13日(木)、東京都内で北九州市アドバイザー意見交換会を開いた。まちづくりやDX、テクノロジー、起業など各分野で活躍する専門家を招き、世界や日本から見た北九州市のポテンシャルや、未来に向けて大きな可能性を引き出すためのアクションについて、アイデアやイメージを出し合った。
北九州市からは武内市長をはじめ、大庭千賀子副市長、幹部職員らが出席した。
武内市長は冒頭、「今年2月20日に市長に就任し約5カ月が経つが、北九州市には情に厚い人が多く、とにかく面白いまちで、可能性の大きさを感じている」とし、「アドバイザーの皆様の知見をお借りしながら潜在能力を開花させていきたい」と述べた。
さらに、人口減少や高齢化という課題を挙げる一方で、災害リスクが低いことや、エネルギー・水の安定供給、交通要衝などの利点も強調。そのうえで、①福岡市や下関市などとの連携を強めた「メガリージョン」②宇宙、半導体、グリーン産業など一歩先の価値観を創出する「未来産業」③地震や水害が少ない地域特性を生かした「バックアップ力」――などに力を入れていく想いを語った。
まちづくり(ハード)分野のアドバイザーとして、オンラインで参加した建築家の隈研吾氏は、「ウォーカブル(歩いて楽しいまち)の視点で、さまざまなネタを探していけば、より魅力的になる」と助言した。
各専門分野のアドバイザー出席者は次の各氏。
【まちづくり(ハード)】隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所)
【ヘルスケア】鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)
【DX】宮田裕章(慶應義塾大学医学部教授)
【組織開発】山口周(ライプニッツ代表)
【テクノロジー】辻野晃一郎(アレックス代表取締役社長兼CEO)
【地域活性化】朝比奈一郎(青山社中筆頭代表CEO)
【起業・経営】鎌田恭幸(鎌倉投信代表取締役社長)
【まちづくり(ソフト)】木下斉(エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
【広報】佐々木紀彦(PIVOT代表取締役)
【公衆衛生】林英恵(Down to Earth代表取締役)