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むさしの会、青木由記子会長へ引継ぎ式 「新たな旅程管理システムで業務効率化を」(小原代表)

2023年7月14日
編集部:増田 剛

2023年7月14日(金) 配信

高橋美江直前会長(左)と青木由記子会長

 むさしの手配センター(小原寛信代表、東京都立川市)の「むさしの会」(会長=青木由記子・よろこびの宿しん喜若女将、40会員)は7月11日(火)、東京都内で第40回定時総会を開いた。コロナ禍によって対面での総会ができなかったため、2020年に会長に就任した青木会長への引継ぎ式からスタートした。

 13年から7年間、会長を務めた高橋美江直前会長(益子舘里山リゾートホテル社長)は、「観光は再スタートの位置に立っている。むさしの会の皆さんと協力して日本の観光を盛り上げていきましょう」と語った。

 バトンを引き継いだ青木会長は、「団体客の減少や感染対策、おもてなしの仕方など、現場は大きな変化を求められた」とコロナ禍の3年間を振り返り、「さまざまな試行錯誤によって考えさせられてきたことを今後の活動につなげていきたい」とあいさつした。

 さらに、「実績と経験豊富な高橋直前会長に支えていただきながら、皆さんと一緒に学ばせていただければ」と述べた。その後、青木会長から高橋直前会長に花束が贈られた。

 

むさしの手配センターの小原寛信代表

 むさしの手配センターの小原代表は、「コロナ禍で廃業された仲間も多く残念でならないが、我われも厳しい環境のなか、スタッフとともに前しか見ずにさまざまな取り組みや挑戦をしてきた」と語った。

 「今回は感謝の意を込めて、初めて勉強会を用意した。何かを得ていただけるとうれしい」と述べた。

 今年度の主な事業は、女性キャラバンなど販売促進活動などを計画している。

 総会後の勉強会では、旅行業者や旅行サービス手配業者とのやりとりを効率化する旅程管理システム「Tour Manager」について、小原代表が説明した。  

 「Tour Manager」はむさしの手配センターが独自に開発した旅程管理システムで、受入施設と旅行会社、ランドオペレーターがWeb上で同じカルテを共有するため、内容の行き違いがなくなるメリットがある。

 予約の変更があった際には電話ではなく、メールで通知されるなど、生産性の向上や業務の効率化につながる。むさしの会の受入会員施設のほとんどが導入する予定で、システム利用料については「当面は無料」(小原代表)としている。

 

矢崎道紀氏(下部ホテル)

 勉強会の第2部では、山梨県・下部温泉「下部ホテル」社長の矢崎道紀氏が「両方必要! 今後の個人・団体の取り込み」をテーマに講演を行った。

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