地方活性化やインバウンドの増加へ 八芳園とコミュニティメディアパートナーズがパートナーシップ協定締結
2023年7月18日(火) 配信
八芳園(井上義則、東京都港区)は7月12日(水)、コミュニティメディアパートナーズ(金山利治代表、福岡県福岡市)とパートナーシップ協定を締結した。
交流文化創造拠点の創出や地域資源の販路拡大に取り組み、地方の活性化やインバウンドの増加に取り組むのが狙い。八芳園は同協定の締結により、展開するポップアップ型ショールーム「MuSuBu」のビジネスモデルの地域展開を開始する。
ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」は、地元の人々が主体となるイベントやプロジェクトを支援する拠点として2020年8月に開業した。同施設ではこれまで、全国各地の自治体や生産者、企業、学校関係者と約100以上のポップアップイベントを週替わりで開催してきた。
各イベントは5日間限定開催とし、希少性を出すとともに、毎週出かける楽しみを提供地域からは「毎週地方が来る場所」と認知されており、月間来場者数は7000~8000人、リピーターが約7割を占めるまでになったという。
同日行われた調印式で八芳園の井上社長は、「MuSuBuで行うイベントを福岡や包括的連携協定を結ぶ徳島県・松茂町でも開催することで、全国の自治体が広域で地域プロモーションを行えるようになる」と狙いを説明した。
そのうえで、今後同様の連携を全国各地に広げていきたい考えを示し、「まずは福岡の中心市街地にMuSuBuのような人が集う場所を用意することで、まちの賑わいを創出する」と力を込めた。
一方コミュニティメディアパートナーズ福岡の金山代表は、「福岡や九州エリアの情報発信を連携して行うことで、広範囲での情報発信とコミュニティ形成を行っていく。併せて、日本コミュニティ放送協会に加盟する約220局とも連携した取り組みも考えたい」と語った。
両者は取り組みの第1弾として、7月19日からMuSuBuとコミュニティメディアパートナーズ福岡が運営するコミュニティーラジオ局内カフェ「COMI×TEN Cafe」で、福島県の桃を活用したポップアップイベント開催する。