はとバス 22年度(22年7 月1日~23 年6月30日)東京観光の利用者数331%増の43万7135 人(速報値)
2023年7月26日(水) 配信
はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)はこのほど、2022年度(22年7月1日~23年6月30日)の東京観光の利用者数が前年度比331%の43万7135人(速報値)と発表した。
「もっとTokyo」や「全国旅行支援」などの観光促進事業が実施され、徐々に回復傾向を見せたことが要因。23年度は、これまでの「古き良き東京」を紹介する定番コース加え、多様化する利用者のニーズを的確に捉え、話題性の創出や新たな顧客層の開拓などにも挑戦していく考えを示す。
22年度の利用者数は、7 ~8月は新型コロナウイルス感染症の第 7 波の影響で低調に推移したが、9月に入り「もっとTokyo」が再開され、10月には「全国旅行支援」も開始となり、予約数が順調に増加。10~11月は利用者数が増加した。
翌年2月は、コロナ禍前の18年同月比でオープンバスの利用者数が約 2 倍、オープンバスを含む全体の利用者数でも約 74%まで回復。3月は、例年よりも早く桜の開花宣言と見頃を迎えたことから、桜を観賞するコースを中心に利用者数が大幅に増加、5月は最繁忙期であるゴールデンウィークの観光需要が高く22年度で最も多くの人が利用し、6月も堅調に推移した。
また同社では、入国制限が緩和されて以降インバウンドが増加していることから、6月から英語で案内する都内観光 3コースの運行を再開しており、今後は多言語自動ガイドシステム対応のコースを追加する予定だ。