箱根ホテル小涌園が開業「ユネッサンと一体的に『温泉』、『自然』、『食事』を体験できるホテル」
2023年7月26日(水) 配信
藤田観光は7月12日(水)、「箱根ホテル小涌園」(神奈川県・箱根町)を開業した。
2018年に閉館した「箱根ホテル小涌園」を建て替えた施設で、長年親しまれてきた「箱根ホテル小涌園」の名称を受け継ぎ、「ユネッサンと一体的に『温泉』、『自然』、『食事』を体験できるホテル」をコンセプトに、癒しの時間を提供する。
客室は6タイプ約150室を用意、全室にベッドを配置している。
レストランでは、和洋中約60種類の料理を楽しめるビュッフェを提供する。メニューには小涌園名物のチキンカレーやラーメン、当時の味を復活させた麻婆豆腐などの名物料理をラインナップ。おでんの什器で提供するブイヤベースや、具材がはみ出るローストビーフサンドなど驚きや面白さを感じられるメニューも考案した。
宿泊料金は、大人1泊2食付きで1万8150円から。箱根エリアで高価格帯の宿が増えるなか、前身のホテルが60年間ファミリー層に愛されてきたことを踏まえた価格設定とした。
チェックイン前からチェックイン後まで、何度でもユネッサンを利用できるのも特徴のひとつ。館内ではユネッサンで行っている企画と連動した館内装飾や、特別メニューの提供も行う。
同ホテルでは、セルフチェックインや交通系ICカードを使った自動荷物預かりシステムなどを導入することで、宿泊客の滞在中の利便性の向上や、ホテルの省力化にも注力している。それに伴い、館内での各種清算は、クレジットカ―ドか、各種2次元バーコードのみとした。
またSDGsの取り組みも大切にしており、箱根旧街道の杉並木をイメージして設計されたフロントロビーの柱に神奈川県産のスギの廃材を使用するなど、地域と環境にやさしいホテルを目指している。
「箱根の自然と温泉、おいしい食事が楽しめる箱根ホテル小涌園は、箱根の中心に立地している観光拠点としても利用いただけるホテルです。昼食のみのご利用も可能ですので、まずは一度お立ち寄りください」(営業課道本岳人担当課長)としている。