清里丘の公園(山梨県)が破産手続き開始へ 負債は約5億9800万円(帝国データバンク調べ)
2023年7月31日(月) 配信
清里丘の公園(小林昭治代表、山梨県北杜市)は7月11日(火)に、甲府地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約5億9800万円。
同社は2003(平成15)年10月に設立されたゴルフ場・レジャー施設運営業者。清里高原で山梨県が所有する「丘の公園 清里ゴルフコース」や「アクアリゾート清里」などレジャー施設の管理と運営を手掛け、07年3月期には年間収入高約8億3000万円を計上していた。
しかし、周辺のゴルフ場との競合や、施設の老朽化などから来場者数は減少傾向で推移。18年3月期の年間収入高は約6億9100万円に落ち込んでいた。
コロナ禍における3密を回避した野外スポーツ人気を背景に、来場者数が増加して22年3月期の年間収入高は約4億8200万円を計上していたが、同年12月の指定管理者入札で、管理者が他者へ変更となり、今年1月以降は事業を停止していた。