楽天とOpenAI協業 ビッグデータ活用で効率アップ目指す(Rakuten Optimism2023)
2023年8月2日(水) 配信
楽天グループ(三木谷浩史会長)は8月2日(水)、パシフィコ横浜で開かれている体験イベント「Rakuten Optimism2023」において、(人工知能)チャットサービス「Chat GPT」を開発したOpenAI(サム・アルトマンCEO、米国)と協業することを発表した。
オープニングセッションにはアルトマンCEOがオンラインで登壇し、「楽天が持つビッグデータの活用で、さまざまなことを作り上げることができる。世界においてのダイナミズムも作れるだろう」とコメントした。
楽天のAIの中にOpenAIのプラグインをつなげ、サービス利用者の業務効率や、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
楽天グループが持つ楽天ID1億以上、70超サービスのビッグデータを活用し、本人確認、自動応答サービス、広告配信の効率化、サーチの最適化などにつなげていく。
これにより、マーケティング・オペレーション・クライアントそれぞれの効率を20%アップさせる目標を定めた。
4年ぶりにリアル開催となった「Rakuten OPTIMISM」は、8月2(水)~6日(日)まで。ビジネスカンファレンスでは、AI時代を見据えながらEコマース、フィンテック、スポーツ、旅行、通信、サステナビリティなどの領域をテーマに、講演やパネルディスカッションを行う。
フューチャーフェスティバルでは、楽天市場や楽天モバイル、楽天トラベルなどのサービスに関連する体験ができるブースを用意する。