国際興業、バイオマススリッパ開発 プラ新法施行で宿への導入目指す
2023年8月2日(水) 配信
バスやホテル、旅行事業などを展開する国際興業(南正人社長、東京都中央区 )はこのほど、木材パルプを主成分にしたバイオマススリッパを売り出した。昨年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法(プラ新法)」で宿泊事業者は、プラスチックごみの排出の抑制を求められていることを受け、生地に木材パルプを主成分とした植物由来の新素材「キナリトLEAF」を用いた。
同社はホテルやリゾートホテルなどの宿泊施設のほか、エアライン、観光列車、
観光バス、ゴルフ場、スパ・サウナ施設などへの導入を想定している。
バイオマススリッパは、空気を多く含んだエアレイド不織布を使用したことで、包み込まれるような履き心地を実現したという。お風呂上りにも利用してもらおうと、給水可能な木材パルプを用いた。エンドユーザーへの商品説明としてプレート POP も用意している。