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多言語音声観光ガイドシステムを開発 バスツアーなどの移動中も(PFQ、電通)

2023年8月9日(水) 配信

観光ガイドシステム サービスイメージ

 ピラミッドフィルム クアドラ(PFQ、篠原哲也社長、東京都港区)は電通(榑谷典洋社長、東京都港区)と共同で、高精度なGPS位置情報と独自の技術によって、移動空間でもサービスの提供ができるスマートフォン向け多言語音声観光ガイドシステムを開発した。

 同ガイドシステムは、乗り物に乗った観光ガイドツアーの移動空間上でも、複数言語対応のサービスを提供する。端末につながれたイヤホンを装着した観光客が、あらかじめ設定されたGPS位置情報のポイントに到着すると、AIもしくはナレーターによる翻訳されたツアーガイドの音声が自動的に流れ、ガイドを行う。

 アプリに言語情報を登録することで、GPSと連動して8カ国語の音声が再生される。ツアーガイドが操作することもできる。

 特徴は、バスや船などの一定レベルの速度が出ている乗り物でもサービス提供ができるため、ツアーガイドによる説明が必要な名所旧跡や施設のツアーなどから、地域を広範囲に巡回するバスツアーなどにも活用が可能。

 今後、インバウンド需要の回復・増加を視野に入れながら、観光客のUX(顧客体験)の向上を目指し、DMOや観光施設、メディア、企業などへ導入を推進していく。

 新たなビジネスへの展開を目指して、現在の8言語音声対応から、さらに対応言語数を増やしていく予定だ。

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