「お食事処 田島」(福井県坂井市)経営事業者が自己破産を申請(帝国データバンク調べ)
2023年8月16日(水) 配信
日本料理店を経営する「田島商事」(山岸辰一代表、福井県坂井市三国町)は8月7日(月)に事業を停止し、翌8日に福井地裁に自己破産を申請した。帝国データバンクによると、負債は約2億円。
同社は1973(昭和48)年に設立。観光客や地元客向けに「お食事処 田島」を経営するほか、あわら温泉の旅館や民宿などに鮮魚などの水産物の卸売りを手掛けていた。ピークとみられる2015年4月には年間売上高約2億7000万円を計上していた。
しかし、新型コロナの影響で観光客が激減し、飲食店・水産物卸売りともに業況は低迷。ゼロゼロ融資を活用するなどしてしのいでいたが、代表が高齢なうえ、先行きの見通しも立たないことから、事業の継続を断念した。