福井県 人材育成で連携 官学4者で稼ぐ観光推進
2023年8月21日(月) 配信
北陸新幹線福井・敦賀開業を来年春に控えるなか、仁愛大学(福井県越前市)と福井県、越前市、福井県観光連盟の4者はこのほど、新たに「観光にかかる地域の専門人材育成に関する協定」を締結した。新幹線開業による観光需要の高まりを見据え、4者が連携して観光に関する専門知識や理論を有する地域の観光専門人材の育成を行うことで、稼ぐ観光地域づくりを推進し、地域観光産業の活性化をはかる。
8月8日には、福井県庁で仁愛大学の田代俊孝学長と福井県の杉本達治知事、越前市の山田賢一市長、福井県観光連盟の山田義彦会長など関係者が出席して、締結式が行われた。
締結では①仁愛大学で今年度に開く観光公開講座において、福井県観光連盟から観光分野に関する造詣が深い人材を講師として派遣②同大学で来年度に設置する観光学特設コースに対する企画・財政などの支援③社会人対象の観光地域づくり講座の開催④学生の就職支援や入学者の確保支援――などに連携して取り組み、福井県の観光を担う人材の育成や地域観光産業の活性化を目指す。