飛騨のSATOYAMA EXPERIENCEが国内地方部で初取得 持続可能な観光の国際基準
2023年8月28日(月) 配信
美ら地球(山田拓社長、岐阜県飛騨市)が運営するツアーサービス「SATOYAMA EXPERIENCE」は8月18日(金)、欧米の国際認証が認定する持続可能な観光に関する国際基準「トラベルライフパートナーステージ」を受賞した。同レベルの取得は日本国内で4社目、国内の地方部では初めての取得。「SATOYAMA EXPERIENCE」は飛騨市で「暮らしを旅する」をテーマに、飛騨里山サイクリングや分散型ホテルの営業などを行っている。
欧州委員会の支援で設立された国際認証団体「トラベルライフ」はオランダに本部を置き、ツアー事業者や旅行会社を対象に審査を行っている。ABTA(英国旅行業協会)やPATA(太平洋アジア旅行業協会)など35カ国以上の旅行業協会が推進する。
トラベルライフの基準は、環境と生物多様性、人権、労働関係などISO26000の企業の社会的責任に関するテーマを包括しており、国連が認識する「グルーバル・サステイナブル観光基準」に準拠していると正式に認定されている。
「SATOYAMA EXPERIENCE」はトラベルライフ社が定める事業所の運営管理や旅行商品、国際的なビジネスパートナー、顧客情報などに関する100以上の基準をクリアしている。
トラベルライフツアーオペレーター部門の代表のナウト・クスターズ氏は、「ツアーオペレーター部門におけるサステナビリティが勢いを増していることを嬉しく思っている。フロントランナーであるSATOYAMA EXPERIENCEの受賞は、日本の他の企業にも同じ道を歩む勇気を与えるでしょう」と評価した。