大賞に「BEPPU PROJECT」 JR九州の観光まちづくり表彰
2023年9月4日(月) 配信
九州旅客鉄道(JR九州、古宮洋二社長、福岡県福岡市)は8月30日(水)、九州各地で魅力的なまちづくりに取り組む人物・団体を表彰する「九州観光まちづくりAWARD2023」の受賞者を発表した。
大賞は大分県別府市のNPO法人BEPPU PROJECTが受賞した。同法人は2005年4月の発足以来、現代芸術の紹介や展覧会、イベントなどに取り組み、アートを生かした課題解決や価値創出を行っている。審査では「温泉地をアートで盛り上げ、収益を生み出す循環ができている」点などが高い評価を得た。
部門賞は、「食」が花の香酒蔵(熊本県玉名市)、「ものづくり」が小倉縞縞(福岡県北九州市)、「にぎわいづくり」がNPO法人頴娃(えい)おこそ会(鹿児島県南九州市)、「宿(おもてなし)」が伝泊(同県奄美市)となった。
特別賞は鹿児島県阿久根市で、古くから伝わる干物「ウルメイイワシの丸干し」を製造・販売し、加工工場やショップ・カフェ、ホステル(簡易宿泊施設)を併設した複合ビル「イワシビル」を2017年に開業した下園薩男商店が受賞した。
同アワードは昨年実施した「西九州観光まちづくりAWARD」を発展させ、今年新たに創設した。