「YOKOSUKA軍港めぐり」運航開始15周年 トライアングルがレセプションパーティー開く
2023年9月8日(金) 配信
トライアングル(鈴木隆裕社長、神奈川県横須賀市)は9月6日(水)、市内で「YOKOSUKA軍港めぐり」運航開始15周年のレセプションパーティーを開いた。
鈴木社長は「軍港めぐりに26万人、猿島航路に23万人、浦賀の渡しに4万人、年間約50万人の方の横須賀市にお越しいただいている。この人の流れを広域に広げ、感謝と責任を持って観光に特化した地域商社を目指し、広域観光に取り組んでいく」と決意表明した。
来賓の上条浩横須賀市副市長は、「年間約50万人集めるコンテンツを作るのは難しいこと。それがあるから、観光に従事する人も増え、経済も活性化された。広域観光への取り組みも期待しているし、我われも応援していきます」とコメント。
横須賀地方総監部幕僚長の國見泰寛海将補は「軍港めぐりで海自のことを知り、ファンになりましたという声をたくさんいただいている。効果的な広報をしていただいていることに感謝しています」と謝意を述べた。
会の最後には大友渉氏が9人の案内人を代表し、「10年、15年と進化していけるよう、我われも精進していきます」と宣言した。
また会に先駆け同社は、「YOKOSUKA軍港〝逆〟めぐりクルーズ」、「W案内⼈クルーズ」、「15周年ありがとう!サンクスクルーズ」の3つの特別クルーズも実施した。「15周年ありがとう!サンクスクルーズ」では、秋澤智信専務、岩澤博文営業企画課長、水上比弥広報企画課長の3人が数年ぶりに案内人となり、停泊する艦船の解説、広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市の軍港クルーズの紹介などを行った。
□猿島航路再開30周年へ プレ企画を展開
レセプションパーティでは、同社が運航する猿島航路の運行再開30週年に向けてのプレ記念プロジェクトの概要も発表された。
プレ企画は①市民参加型新造旅客船の建造②猿島公園のUIデザイン③三笠ターミナルのリニューアル4三浦半島広域観光ガイド(仮)――の4つからなる。猿島航路専用の新造旅客船は来春竣工予定で、船名は市民に公募し決定。今年の10~11月に横須賀市内で消費されたアルミ缶をリサイクルし、造形職人に船のキービジュアルとなるオブジェを制作してもらう。
三浦半島の広域ガイドの育成は、JTBと進めている「教育旅行の聖地化」に向けたもので、ガイド組織を法人化させる考えも示した。