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直島新美術館(仮称)25年春開館へ 安藤忠雄氏が設計 交流・連携の拠点に

2023年9月8日
関西支社:土橋 孝秀

2023年9月8日(金) 配信

直島新美術館(仮称)のイメージ図 ©Tadao Ando Architect & Associates

 福武財団(福武英明理事長、香川県・直島町)は2025年春、同町本村地区近くの高台に、「直島新美術館(仮称)」を開館する。

 世界的建築家・安藤忠雄氏が設計を手掛ける。同財団とベネッセホールディングス(小林仁社長、岡山県岡山市)が展開する「ベネッセアートサイト直島」において、10番目の安藤氏設計のアート施設となる。

 新美術館は地下2階、地上1階建て。延床面積は約3176平方㍍。外観は丘の稜線をゆるやかにつなぐような大きな屋根が特徴だ。館内はトップライトから自然光が入る階段室が地上から地下まで直線状に続き、階段の両側には4つのギャラリーを設置する。地上フロアの北側にカフェを設け、テラスからは瀬戸内海の景観を望む。

 日本を含めアジア地域のアーティストによる社会や環境、時代に対する独自の批評精神を感じさせる作品を中心に展示・収集する。企画展示やトーク、ワークショップなど、幅広い活動にも取り組み、島内外の人々の交流・連携の場を目指す。

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