ローカル・ガストロノミー+体験 新潟県旅館ホテル組合「にいがたお宿のガストロノミー宿泊商品」を発表
2023年9月20日(水) 配信
新潟県旅館ホテル組合(柳一成理事長)は9月20日(水)、東京都内で「にいがたお宿のガストロノミー宿泊商品」の発表を行った。
にいがたお宿のガストロノミーは、「にいがた朝ごはん」、「にいがた地酒の宿」、「にいがたお宿の晩ごはん」の3プロジェクトの総称。各宿は、日本一の美食の宿を目指し、3つのプロジェクトと歴史・文化などの背景を組み合わせた食のストーリーを発信している。
今回新たに、旅行商品の造成を目指しローカル・ガストロノミーに体験を加えた宿泊商品を企画。県内10軒の宿が商品造成に参画している。
発表会では、「醸す森(十日町市)」の麹造り体験プランと、「あてま高原リゾート ベルナティオ(十日町市)」の四季の発酵会席味奏~KANADE~の2つの宿泊商品が紹介された。
醸す森の麹造り体験プランでは、麹造りの一部を体験したり、麹料理を味わったりすることができる。
新潟県旅館ホテル組合は9月15日に「にいがたお宿のガストロノミー」の特設サイトを開設し、順次情報を掲載。10月から12月の期間、同プロジェクトの首都圏での認知拡大と旅行者数の増加をはかるべく、宿泊キャンペーンを展開する。
柳理事長は「温泉も含め、その場所にしかないモノを食べていただく、その場所ならではのストーリーを感じていただくことが宿の役割」と語った。
また、県が2023年に地域の風土、歴史や文化を料理に表現する「ローカル・ガストロノミー」の理念を体現し、地域社会との関わりに積極的な県内の飲食店や宿泊施設、特産品を表彰する「新潟ガストロノミーアワード」を創設したことに触れ、「このプロジェクトも味わうから体験へ取り組みを進めていく」と力を込めた。