地域伝統芸能活用センターが全国大会フィナーレと感謝の会
2023年9月22日(金) 配信
地域伝統芸能活用センター(中村徹会長)は9月9日、東京プリンスホテルで、地域伝統芸能全国大会のフィナーレと感謝の会を高円宮妃久子殿下ご臨席のもとで開催した。
同センターは、地域伝統芸能を活用した観光および地域商工業の振興をはかる目的で、30年にわたり「地域伝統芸能全国大会」と「顕彰事業」を実施してきたが、今年度で終了する。中村会長は、「全国大会が地域の発展に貢献したと自負している」とし、両事業への理解と協力に感謝を表した。
名誉総裁でもある高円宮妃殿下は「1993年に石川大会が開催されて以来、途中コロナ感染症などで中止が余儀なくされましたが、毎回参加し各地域の芸能を楽しく拝見し、幸せを感じました。これからも、多くの人々に伝文化が受け継がれていくことを願っております」と語った。
来賓として、高橋一郎観光庁長官と森田健太郎経済産業省商務サービス政策統括調整官が出席し、祝辞を述べた。
これまでの功績に対し三隅治雄氏(元日本伝統工芸センター顕彰事業選考委員長)と星野紘氏(同)に中村徹会長から感謝状が、高円宮妃殿下より記念メダルが授与された。また、中村会長と棚橋祐治副会長に高円宮妃殿下から記念メダルが授与された。
式典に先立ち、過去に受章した「銚子はね太鼓」(銚子はね太鼓保存会)「鶴見の田祭り」(鶴見田祭り保存会)鷺流狂言清水(山口鷺流狂言保存会)「香川良子の篠笛演奏と寿獅子舞・香川社中」(香川良子と香川社中)「奄美の島唄」(川畑さおり)「阿波おどり」(東京高円寺阿波おどり振興協会)が記念公演を行い、フィナーレに彩りを添えた。