宇部市、訪日宿泊客にデジタルクーポン配布 地域経済活性目指す
2023年9月22日(金) 配信
山口県宇部市は9月15日(金)から、「宇部市インバウンドデジタルクーポン」の発行を開始した。市内の特定宿泊施設に宿泊した外国人旅行者を対象に、加盟小売店などで利用できる電子クーポンを付与するキャンペーン。コロナ禍で疲弊した地域経済の活性化を目的に、急速な回復を見せるインバウンドの消費拡大に期待する。
クーポンは、対象宿泊施設に宿泊した外国人旅行者のうち、キャンペーン参加希望者に1泊1人当たり3000円分発行する。フロントでパスポートを提示し、申請書に記入すると、引換券が受け取れる。スマートフォンで二次元コードを読み取ることで簡単に利用できる。
発行は2024年2月29日(木)までだが、予定枚数に達し次第終了となる。9月15日時点で、対象宿泊施設は3施設、クーポンを利用できる小売店・飲食店などは96店舗。キャンペーンへの加盟は随時行っているという。
同事業の電子クーポン発行には、ギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)のデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用している。なお、インバウンド観光促進事業では初の採用。ギフティは、宇部市から同事業の委託を受けたJTB山口支店からの委託で実施している。