ロケツーリズム協議会が3回目の会合開く 今年初のエリア別ワーキングで地域間連携深める
2023年9月27日(水) 配信
ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は9月21日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で会合を開いた。
3回目となる今回は、グループワーキングとエリア別ワーキングを実施。プロモーションコース」では、ロケ地マップの作製と活用について理解を深めた。また福島県福島市や千葉県館山市、長崎県島原市などのロケ誘致担当者が自身で行っているロケ実績の活用方法も紹介した。
一方、今年初のエリア別ワーキングでは、北海道・東北、関東、静岡、西日本の4ブロックに分かれ、各地域のロケ誘致担当者と製作者が最近の成果やロケ誘致の際の悩みなどを話し合い、連携を深めた。
ワーキングの前に行わた事例共有では、千葉県旭市や神奈川県綾瀬市などの最新の成果が報告された。
大分県大分市は映画「春に散る」で主人公の出身地としてロケが行われ、大分市ロケーションオフィスがロケに全面協力したほか、お祭りのシーンでは、地元住民約150人がエキストラとして参加。ロケ地マップの配布に加え、大分市美術館や大分駅、大分空港にパネルなどを展示し、情報発信も行った。
また、静岡県伊東市にある道の駅 伊東マリンタウンでは、ドラマ「真夏のシンデレラ」のロケ地として夏祭りのシーンが撮影され、地元飲食店11店舗が屋台を出すなどロケに協力。ロケ弁と宿泊、屋台などの費用で、約167万円の経済効果があったという。