関係人口の創出拡大を JALと雨風太陽が業務提携結ぶ
2023年9月28日(木) 配信
日本航空(JAL)と、産直アプリなどを展開する、雨風太陽(高橋博之社長、岩手県花巻市)はこのほど、関係人口の創出拡大に向けて包括業務提携を結んだ。これまでも協働で企画を行ってきたが、今回の連携でお互いの資源活用を加速させていく。
JALはESG戦略として「『移動』を通じた『関係・つながり』を創造する企業へ」を掲げている。一方、雨風太陽は「都市と地方をかきまぜる」をミッションとしている。
これまで両者は、大学生と生産者の共創プログラム「青空留学」を共同運営してきたほか、雨風太陽の地方留学プログラム「ポケマルおやこ地方留学」にJAL社員が参画するなど、生産者と消費者、都市と地方をつなぐことで関係人口の創出に取り組んできた。
今回新たに、雨風太陽が運営する産直アプリ「ポケットマルシェ」から厳選した旬の食材を「JAL×ポケマルセレクション」として、JAL公式産直ECショップ「SORAKARA OTODOKE」で10月1日から販売する。
今後は、「ポケマルおやこ地方留学」をJALがツアー化して販売することで販路を拡大する。また、地方へインバウンドを誘客するため、JALの海外基地客室乗務員と、食に強みを持つ雨風太陽の知見を生かしながら、食を中心とする誘客コンテンツの共同開発に取り組んでいく。さらに、物流の2024年問題で生じる地域の生鮮食品流通の課題解決には、JALが持つ空輸の強みを発揮していく。