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全旅連青年部、24年全国大会開催地は「宮崎県」に決まる 12月9~11日ごろを予定

2023年9月29日
編集部:木下 裕斗

2023年9月29日(金) 配信

臨時総会のようす

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は9月21日(木)、東京都内で臨時総会開き、第27回全国大会の開催地を投票の結果、宮崎県に決めた。開催時期は2024年12月9~11日ごろを予定している。

 開催地に立候補したのは宮崎県と大阪府。このうち、宮崎県では24年ぶりに九州・沖縄ブロック長を配出し、16年ぶりに九州・沖縄ブロック大会を開催したことから、細元啓一郎県部長が「行政や観光協会とより密な関係性を構築した。この流れを断ち切ることなく、未来の青年部員に受け継いでいくため、立候補した」と経緯を説明した。

細元啓一郎宮崎県部長

 開催予定地はリゾートホテル「フェニックス・シーガイア・リゾート」(宮崎市)とした。同ホテルはG7宮崎農業大臣会合が今年5月に開催されるなど、これまで多くの会合が開催されているため、「万全の警備体制を整えられる。要人などを招き、安心・安全な大会を開催できる」とアピールした。

 新福竜太九州・沖縄ブロック長は「宮崎市内の西橘通りには、居酒屋や締めの料理を食べられる飲食店が約1200軒ある」と話し、宮崎の地で結束力を強められるとした。

 大阪府の尾花富美雄府部長は「鉄道や道路網などが整備されており、全国から集まりやすい」とアピールした。さらに、エクスカーションはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で実施することを説明した。

下谷直広近畿ブロック長(左)と尾花富美雄大阪府部長

 下谷直広近畿ブロック長は「大阪では大阪・関西万博に向けてエネルギッシュに準備が進められている。元気に溢れた大阪を肌で感じていただき、各部員のまちに持ち帰り、社業や地域活性化に生かしてほしい」と呼び掛けた。

 その後、都道府県部長など44人が投票。宮崎県が29票、大阪府が15票を得た。

 当選を受けて細元啓一郎県部長は「地元に良い報告ができることはありがたい。オール宮崎で準備を進めていく」と語った。

 また臨時総会の冒頭には塚島部長が、人手不足や原材料の高騰、コロナ禍で積み重なった借入金など観光業界が抱える課題に触れ、「『できない、やらない』理由を言わないことを念頭に置き各課題の解決へ全力で取り組んでいく。誰1人取り残しません」と話した。

塚島英太部長

 投票については「組織票や忖度は一切必要ない。同じ(仲間として活動する)青年部なので、本音で投票してほしい」と呼び掛けた。

 来賓の観光庁の庄司郁観光産業課長は日本政府観光局(JNTO)のロサンゼルス事務所(アメリカ)に勤めていた経験から、「アメリカにおいて関心の高まっているサステナブルツーリズムは、訪れた土地の歴史や文化を体験し、将来に受け継ぐこととして捉えられている」と説明。

庄司郁観光産業課長

 そのうえで「旅館・ホテルはサステナブルツーリズムの縮図だ。皆様は本質に触れたい旅行者に応えることができる。観光庁とし政策を前に進めていく」と話した。

 全旅連の井上善博会長は今期、観光立国推進と情報新価値創造、金融対策経営改善、次世代人材育成――の4つの委員会で活動していることを報告した。青年部と一体となって活動するため「各委員会には塚島部長をはじめとする青年部員に参加してもらっている」と青年部に期待を寄せた。

井上善博会長

 全旅連青年部第9代部長の小原健史氏は当時、特別地方消費税の廃止を勝ち取った経験を話し、「人が決めた法律、税制は人の力で変えられる」と部員を鼓舞。自身が04年、参議院選挙に出馬したことを振り返ったうえで、「色々な要望を叶えるためにも全旅連から候補を選出し、国会議員として当選させたい。言ったことには責任を持つ」と語った。

小原健史氏

 全旅連第9代会長の北原茂樹氏は、宿泊業技能試験センターの理事長を務めていることを報告。「技能実習法に基づく技能実習2号に必要な評価試験の問題作成の際に、青年部が支えになっている」と謝辞を述べた。

北原茂樹氏

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