宮島で訪問税始まる 持続可能な観光地域目指し、1人100円から(広島県廿日市市)
2023年10月2日(月) 配信
広島県廿日市市は10月1日(日)、世界遺産・宮島で訪問税の徴収を始めた。「住んでよし、訪れてよし」の持続可能な観光地域の実現に向け、「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトと命名し、宮島の普遍的価値や魅力を宮島ブランドとして、広く国内外に向けて発信する。
訪問者が宮島を1回訪問(入域)するごとに、1人当たり100円を徴収する。訪問税は、訪問客の受け入れ環境整備や、文化への理解、エコツーリズムの推進などの取り組みに役立てる予定。
同市の松本太郎市長は、「宮島を慈しむ想いや、自然、文化、歴史を未来に継承していくため、宮島訪問税を活用していく」とコメントした。
対象者は、船舶で宮島を訪問する人とし、宮島町の住民や通勤・通学者、未就学児、学校教育での訪問者、身体障碍者手帳などを交付されている人などは除外する。
税額は、1回の訪問につき1人100円か、1年分1人500円のいずれかの納付方法を選べる。