test

「旅館経営」ネットで講座、講師に内藤耕氏、修了証も(観光庁)

2015年5月20日
編集部

 観光庁はサービス業の人手不足が深刻化するなかで、「労働集約産業の典型である旅館が今後、生産性の高い現場運営ができなければ“成長産業化”が難しい状況にある」と真剣に受け止め、オンライン講座「旅館経営教室」をスタートさせた。旅館の経営者や、従業員など誰でもパソコンやスマートフォンがあれば好きな時間に無料で受講できる。

 講師は、サービス産業革新推進機構代表理事の内藤耕氏。サービス工学研究の第一人者で、本紙でも「いい旅館にしよう!」対談シリーズや、「旅館経営教室」シリーズに登場し、収益力強化や生産性革新など、さまざまな提案を行っている。

 講義内容は2部で構成されている。5月26日に配信する前編(第1週)では、現場の作業方法として、より高い品質のサービスを如何にムダなく提供できる生産性が高い「サービス生産管理」の方法について説明する。

 後編(第2週)は6月9日に配信を予定しており、現場の実態に合った働き方を管理し、その結果を評価して現場作業を見える化できる「現場スタッフの労務管理とパフォーマンス評価」の方法について説明する。

 いずれも1本あたり約10分の動画講義で、計100分間程度。各週で数問の確認クイズが出題され、規定の修了条件(60%以上)をクリアすると、観光庁長官名の修了証が発行される。

 講義は日本初のMOOCプラットフォーム「gacco(ガッコ)」を活用。MOOCとは、ウェブ上で誰でも参加可能な大規模無料オンライン講座。受講者同士によるディスカッション可能な掲示板も提供し、修了者に修了証を発行するサービス。2012年から米国を中心に、主要大学や有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から2千万人以上が受講している。「ガッコ」は、NTTナレッジ・スクエア社が提供するもの。

 なお、観光庁は同オンライン講座と合わせて、北海道、東北、関東、近畿の4エリアで各国土交通省地方運輸局と共同で旅館経営教室セミナーも開催している。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。