ウェルネス施設など拡張し25年ごろリニューアルオープンへ マウナ ケア ビーチ ホテルを大規模改修
2023年10月6日(金) 配信
西武・プリンスホテルズワールドワイド(金田佳季社長、東京都豊島区)はこのほど、「マウナ ケア ビーチ ホテル」(アメリカハワイ州ホノルル市)を大規模リニューアルすると発表した。
「マウナ ケア ビーチ ホテル」は、1965 年にローレンス S. ロックフェラー氏が開発したハワイ島で初めての総合リゾートで、ハワイ島の美しい自然に溶け込む意匠をこらした建築、館内に点在するハワイ、東南アジア、太平洋の島々の美術品、約60 年の歴史で培われたサービスにより多くのリピーターに愛されてきたという。
今回のリニューアルでは、歴史を感じさせる落ち着いた佇まいはそのままに、現代的なデザインを取り入れ、ウェルネス施設を拡張することで、今までの顧客に加えミレニアル世代にも選ばれるホテルを目指す。
リニューアルの総工費は約1億8000万ドル。全客室252 室をハワイのリゾート感を演出する家具類によるモダンとクラシックが融合したデザインに変更したり、カウナオア湾を望むホテルの代表的レストラン「マンタ」のテラス席を増床したりといった改装を段階的に実施。
併せて新たな顧客層の獲得を目指し、屋内外11 のトリートメントルームを備えるスパ、ラッププール完備のフィットネス施設や、ハワイの自然を体験するキッズエリアなどを新設。開業60 周年を迎える2025 年春ごろのリニューアルオープンを予定する。
また大規模な改装にあたり、「マウナ ケア ビーチ ホテル」の土地と文化の保存、サステナビリティの取り組みとして、ホノルル ビショップ ミュージアムやその他の主要な地元パートナーと提携し、ロックフェラー氏が個人的に収集した100万ドル相当の美術コレクションの修繕、貴重なコレクションの保存、リゾート内の公共スペースへの展示も行う。