JTB、熱海市と連携協定 交流・関係人口拡大に向けて
2023年10月12日(木) 配信
JTB(山北栄二郎社長)は10月10日(火)、静岡県熱海市(齊藤栄市長)と交流人口や関係人口の拡大に向けた包括連携協定を結んだ。これまで観光促進に向けた事業連携を行ってきた両者が、コロナ禍以降の旅行需要の最大化に向けた新たな課題解決のため、今回の協定締結に至った。
今回の協定により、コロナ禍以降での旅行需要の最大化で交流人口や関係人口の拡大、平日や閑散期の新たな需要創出による観光・宿泊施設の稼働率の平準化をはかる。さらに「意外と熱海」のリブランディング、両者間の利点を生かした連携強化で地域課題の解決、持続可能な観光地経営の実現を目的としている。
具体的には、ビジネス利用、インバウンド、教育旅行の受入促進を進めるほか、旅行需要拡大への取り組み、中央省庁公募事業に対して両者で連携した取り組みを行っていく。そして、国内外のステークホルダーに向けた地域の魅力発信、リピーターやロイヤルカスタマーづくりのためのプロモーション活動、食や地域物産などの地域ブランドづくりに取り組む。
「意外と熱海」のリブランディングでは、事業計画の策定や実行、新たなターゲットへのプロモーションを展開。このほか、観光DXの推進に向けた環境整備、観光人材の育成、富士箱根伊豆エリアの広域観光の魅力創出、周辺観光地の回遊性向上のための2次交通や新たなモビリティの整備にも取り組む方針だ。
なお、協定期間は2029年3月31日(土)まで。