「寺院一体型ホテル」11月26日開業 最上階には露天風呂も 大阪心斎橋
2023年10月18日(水) 配信
三津寺(加賀哲郎住職、大阪府大阪市)と東京建物(野村均社長、東京都中央区)、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(穂積輝明社長、東京都港区)は11月26日(日)、同市中央区に「カンデオホテルズ大阪心斎橋」を開業する。
心斎橋の御堂筋沿いにあった同寺の敷地に、寺とホテル一体型の建物を新築した。1808(文化5)年に再建され、同寺本尊の十一面観世音菩薩など多くの古仏を安置する本堂を、2度にわたる曳家工事で御堂筋側に移設し、その上をまたぐかたちでホテルと商業施設が入る15階建ての建物を建てた。
1~3階の吹き抜け部分に本堂があり、移設によって御堂筋から入れるようにした。これまでは御堂筋から一本入った三津寺筋に入口があったため、より開けた寺院に様変わりする。本堂前の境内空間はホテルエントランスへの動線となり、インバウンド客に日本文化を触れてもらう機会とする。
ホテルは4~15階に入る。客室数は180。キング、ツイン、トリプル、ユニバーサルトリプルの4種類を設ける。全室、浴室とトイレのセパレートタイプだ。
最上階には露天風呂や内湯、サウナ、水風呂からなるスパを設けた。
寺院一体型ホテルの特性を生かし、朝のお勤めに参加できる本堂体験や絵写経体験をセットにした宿泊プランを販売する。