日観振など、日本遺産・昇仙峡にIoTごみ箱「SmaGO」設置
2023年10月19日(木) 配信
日本観光振興協会(日観振、山西健一郎会長)は10月、日本たばこ産業(JT、寺畠正道社長)とJTB(山北栄二郎社長)と連携した「観光客受入に向けた環境整備プロジェクト」を始動した。第1弾として10月18日(水)、山梨県甲府市にある日本遺産「昇仙峡」にIoTスマートごみ箱「SmaGO」を設置した。
同PJは、観光地の観光客受入環境整備やSDGs推進を目的として日観振が事業主体となり、JTのRethink PROJECTが協賛、JTBが地域連携・運営を行い、「SmaGO」の設置を推進するもの。今後も各社と連携し、「SmaGO」を全国的に設置することで、観光客の受入環境課題を解消し、持続可能な観光地づくりを目指す。
「SmaGO」は、IoT技術を活用したスマートごみ箱で、通信機能を通じて、ごみの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できる。ごみ箱が満杯になると自動的に圧縮され、通常の約5~6倍の容量を収容可能。ごみの収集作業を効率化でき、ポイ捨て対策やCO²排出量削減効果が期待される。
設置場所は昇仙峡のロープウェイ乗り場、山頂、仙娥滝上の3カ所で各カ所1セット2台(計3セット6台)を設置する。設置期間は12月17日(日)までを予定する。
日本遺産・昇仙峡は、例年秋の紅葉シーズンに観光客のピークを迎え、今秋も国内外からの観光客急増が予想される。ごみ問題対策や景観維持を目的に「SmaGO」を設置し、観光客の受入環境整備の実現をはかる。