旭川市らユニバーサルデザインの移動サービス実証開始 旭山動物園と白金青い池で
2023年10月20日(金) 配信
北海道旭川市らは10月19日(木)から、ユニバーサルデザインに基づく移動サービス「Universal MaaS」の実証実験を開始した。介助手配をオンラインで行える「一括サポート手配」と、目的地までの最短経路と合わせて車イスユーザー向け移動情報が確認できる「ユニバーサル地図/ナビ」を一般公開し、観光客とともに社会実装を目指す。対象は旭川市の旭山動物園と美瑛町の白金青い池。2つの公式ウェブサイトから誰でも利用できる。
事業に参画するのは旭川市のほか、旭川観光コンベンション協会とカムイ大雪バリアフリー研究所、旭川中央交通、旭川電気軌道、道北バス、北海道旅客鉄道(JR北海道)、全日本空輸(ANA)、ANAあきんどの9者。今回の実証でさまざまな観光客に体験してもらい、利用者や自治体、地域、事業者側の現状課題を検証し、安心・安全で確実な移動ができるようなシステムの構築をはかりたい考え。実証期間中でも、各意見を踏まえて随時システム改修を行うという。
9者は、実証実験を通して旭川大雪圏(1市・上川管内中部8町)でも誰もが観光を満喫でき、「移動をあきらめない世界」の実現を目指していく。
なお、実証期間は2024年2月29日(木)まで。