11月1日にオールダイニングを新設 コートヤード・マリオット銀座東武ホテルが大規模改修経て一新
2023年10月27日(金) 配信
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(佐々木清史総支配人)は11月1日(水)に、レストランをリニューアルオープンする。同ホテルは約半年前の今年5月から休業して大規模改装を行っており、大幅なレイアウト変更を施した1階フロアにオールダイニング「RISTASIX(リスタシックス)」を新設する。11月1日には、開業当時から親しまれてきた地下1階の「BAR 光琳」も合わせてリニューアルオープンする。客室のオープンは12月1日(金)の予定。
10月26日に開いた報道関係者向けの内覧会で、佐々木支配人は「コートヤード・マリオットは1985年、忙しいビジネストラベラーのためのホテルとしてアメリカで開業し、現在は世界に約1200軒あるが、1987年に同ホテルが日本の第1号店としてオープンした」と歴史を紹介。今回のリニューアルについては、「大規模改装は2007年以来となり、今後も末永く銀座6丁目で持続的にホテルを生業としていくための礎となる」と狙いを語った。
今回の改装で注力したのは、1階に新設する「RISTASIX」。佐々木総支配人は「我われはアールシックスと呼んでいる。“R”にはリラックスやリカバリー、レストランなどさまざまな意味があり、『Rな気分でシックスに行こう』をキャッチフレーズにしたい」と想いを語った。1階は多方面からアプローチできるよう入口を新設。「まさに昔のホテルのプラザのように賑やかしを作っていきたい」と意気込んだ。
料理は「オリエンタル」をテーマにアジアの多国籍料理の要素を取り入れた。他方、地場の野菜にも焦点を当て、東南アジア各国で食べられている串焼き料理「サテ」などに東京の野菜を使用している。調理部の坂本慎一郎主任は「多国籍とホテルらしい料理をミックスして提供する。30~40代のビジネスワーカーの方がアットホームに、人と人とのつながりを大切にするような空間にしたい」と述べた。
佐々木支配人はダイニングは平日は近隣の会社員など、また休日は家族連れなどの利用を見込んでいるとし、「ベビーカーも入れるよう、席には余裕を持たせている。ぜひお子様連れでも利用してほしい」とアピールした。座席数は107席で、カウンターや個室として使える席まで多彩に用意する。
一方、地下1階のバー光琳では昼の時間、ゆっくりとお茶が楽しめる空間として日本茶カフェ「INARI TEA」が日本茶を使ったカクテルや菓子など個性あふれる喫茶メニューを提供する。夜にはシガールームを備えた本格的なバーへと顔を変え、メイドインジャパンのウィスキーや希少な銘酒、高級葉巻もそろえるという。