九州産交バスなど、退職金代わりに手当支給 選べる賃金規程導入
2023年10月30日(月) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS)グループの九州産交バス(岩﨑司晃社長、熊本県熊本市)と産交バス(小栁亮社長、熊本県熊本市)は10月24日(火)、退職金の代わりに毎月の給与に手当を支給する制度または従来の退職金制度から選べる賃金規程を導入した。
バス運転手の年間労働時間上限が原則3300時間に引き下げることなどが求められる2024年問題を受けて、これまで以上に運転手の在籍数が必要となることから、運転手自身が人生設計に応じて選択できるようにすることで、新たな人材の獲得と離職率の低下を目指す。
今年10月1日(日)以降に採用された運転手が対象。手当の金額は年齢に応じて、毎月1万5千~2万5千円となる。従業員は入社時に制度を選ぶ。また、同社は従来10万円だった入社支度金を25万円に増額。入社時に30万円を支払う大型運転経験者優遇制度も新設した。