JTBなど4社、宿泊・観光事業者向けのキャッシュレス推進とDX支援へ 決済プラットフォーム「stera」導入
2023年11月8日(水) 配信
JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)など4社は11月7日(火)、三井住友カードの決済プラットフォーム「stera」を活用し、宿泊・観光事業者のキャッシュレス推進とデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を開始した。キャッシュレス決済の導入支援などを通じ、宿泊・観光事業者と旅行者の双方にとって快適で新しい観光体験の提供をはかる。
参加会社はJTBのほか、JTBビジネスイノベーターズ(JBI、上田泰志社長、東京都港区)、三井住友カード(大西幸彦社長、同)、GMOフィナンシャルゲート(GMO—FG、杉山憲太郎社長、東京都渋谷区)の計4社とする。
JTBとJBIはこれまで、宿泊・観光事業者向けカード決済端末「C→REX」を提供。キャッシュレス決済への対応を支援してきたが、国内外で多様化する決済手段にオールインワンで対応できていないという課題があった。今回「クレジット一括加盟店決済サービス」としてsteraを導入することで、あらゆる決済手段に対応できるオールインワン決済端末や、必要な各種業務アプリのダウンロードなどができる。事業者の多種多様なニーズへ柔軟に対応すべくサービスを展開し、人手不足に悩む観光業界でのDXやマーケティングを総合的に支援していく方針だ。
さらに、GMO—FGが提供する「取引照会WEBサービス」により、stera端末で取り扱いされたカード取引をWebで照会できるほか、金額変更処理や取消処理もWeb上で対応できるようになる。これによって、宿泊・観光施設の取引照会や問い合わせ業務が大きく改善されるとした。
各社は今後、steraを活用し、宿泊・観光事業者と旅行者の双方に快適で新しい観光体験機会の創出や観光事業者の課題解決支援など、各種機能について検討を進める。