長野市が冬の最新情報を紹介 「こたつキャンプ」など
2023年11月9日(木) 配信
長野県長野市は10月17日、アンテナショップ「銀座NAGANO」でスーパープレゼンテーションを開いた。ウインターシーズンに向け、開業60周年を迎える戸隠スキー場の最新情報や、新たな取り組みを始めた飯綱高原森の駅の「こたつキャンプ」など、長野市の冬ならではのアクティビティを紹介した。
同市は長野県の北部に位置し、国宝である善光寺や川中島古戦場、松代城跡など歴史情緒あふれる史跡が多い。市街地を少し離れると戸隠神社奥社参道の杉並木が有名な戸隠やキャンプ場を有する飯綱高原など、壮大な自然の中でさまざまなアクティビィを楽しむことができる。
戸隠スキー場は長野市の最北に位置するスキー場で、今年で60周年の記念シーズンを迎える。スキー場内には7本のリフトと19のコースがあり、ゲレンデ左サイドには子供に人気の「とがっきーコース」がある。戸隠が忍者の里としても有名なので忍者修業としてのアイテムを作成し、山を越えたりバンクを滑ったり、ジャンプしたりと滑っているだけで勝手にスキーが上達してしまう人気のアトラクションコース。ゲレンデ入り口付近には小さな子供やソリで遊んでもらえるキッズパークも設置されている。
ゲレンデの最奥には、シニアに人気のメノウ・お仙水コースがある。晴れた日には日本海から富士山まで見渡せる360度パノラマが広がる林間コース。山頂は標高1700㍍あり、樹氷など別格の景色を楽しむこともできる。今シーズンは12月9日のスキー場オープンを予定している。
一方、飯綱高原は長野駅から車で30分の距離にありながら、豊かな自然環境が広がる高原エリア。湖とカラマツに囲まれた飯綱高原キャンプ場は2022年4月に新施設「森の駅Daizahoushi」と5つのフィールドからなる施設「nagano forest village」に生まれ変わった。
20年に飯綱高原スキー場が閉鎖され冬の目玉施設がなかったエリアを盛り上げようと、こたつキャンプ(=こたキャン)など高原の冬を満喫できる新アクティビティが誕生。メインターゲットは首都圏の20~30代女性(女子旅・カップルなど)や市内外のヤングファミリー。集客減が予想される冬の集客維持・向上や若い層から支持されるコンテンツ構築を目指している。
冬の特別企画として「体験×食」をテーマに、クリスマススペシャルメニューや、冬の雪中キャンプ「こたキャン」と地元食材を使ったスペシャルコ―スを組み合わせて販売する計画。
また新商品開発にも力を入れており、森の駅のカフェレストランで今年2月から提供している人気メニュー「信州森のスープカレー」を10月20日からレトルトで売り出した。野菜など好きな具材を入れて、店の味を自宅やキャンプでも食べられるように工夫した。230㌘入りで550円。
銀座NAGANOのプレゼン会場ではお焼きや鹿肉ジャーキー、信州森のスープカレー、戸隠そば、松代産の長芋を使ったクラフトビール「カイヅ」などが試食で振る舞われた。