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23年度補正予算で観光関係に700億円計上 混雑対策など「持続可能な観光の推進」に注力

2023年11月10日
編集部:馬場遥

2023年11月10日(金) 配信 

国交省は23年度補正予算案で、観光関係に700億円を計上した

 国土交通省は11月10日(金)、閣議決定した2023年度補正予算案の概要を発表した。国交省関係の総額2兆555億円のうち、観光関係では「持続可能な観光の推進」に700億円を計上した。

 10月に観光立国推進閣僚会議で対策パッケージを決定した「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」に50億円を充当した。

 「観光需要が急速に回復するなか、過度の混雑やマナー違反で地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下につながる可能性がある。持続可能な観光地域づくりを実現するため、地域の実情に応じた具体策を講じ、総合的な支援を行う」(観光庁)考えだ。

 受入環境の整備・増強や、需要の分散・平準化、マナー違反行為に対する防止・抑制、地域住民と協働した観光振興の先駆モデルとなる全国約20地域などを支援する。

 22年度に引き続き、コロナ禍からの需要回復と地域活性化を目指す「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」事業を組み込み、200億円を充当した。なお、22年度第2次補正予算における国庫債務負担行為の歳出化予算となる。

 特別な体験の提供などによって、インバウンド消費の拡大や質の向上を目指す「地方誘客促進によるインバウンド拡大」事業へ、184億400万円を充てた。

 訪日外国人旅行者の受入環境の整備には、266億200万円を計上した。訪日客の災害時の観光施設の対応や、医療機関の対応の強化などをはかる。

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