労務委員会を新設、生産性向上に取り組む(日本旅館協会)
日本旅館協会(針谷了会長、2872会員)は、6月17日、東京都のホテルインターコンチネンタル東京ベイで2015年度通常総会を開いた。今年度から新たに労務委員会を設立し、人手不足解消や労働生産性の向上などに取り組んでいく。
針谷氏は労務委員会設立に関して「待遇を改善し、従業員の定着を高め、旅館業のイメージを向上させ、地域社会から認められる旅館になっていくべきだ」と意気込みを語った。労務委員長の山口敦史氏(山形県・ほほえみの宿 滝の湯)は「我われの業界はとくに人手不足が深刻。関係省庁と連絡を密にしていくほか、講師を招いて会員の労働生産性向上につながる情報提供をしたい」と話した。
そのほか今年度は、貸切バス運賃の影響についての取り組みやクレジットカード手数料の低減化、民泊規制緩和に対する問題提起に取り組む。