交流人口の拡大を、ゴルフ含めた観光推進(JGTA)
日本ゴルフツーリズム推進協会(JGTA、会長=白石武博・カヌチャベイリゾート社長)が4月1日に発足し、第1回の総会が6月18日に東京都内で開かれた。
あいさつに立った白石会長は「協会は単なるゴルフ場の組織ではない。ゴルフを含めた観光を推進していく団体だ。2020年の東京オリンピック・パラリンピックも決まり、ますます増加するインバウンドに対応し交流人口を増やすことで日本経済の発展に寄与したい」と述べた。
総会では白石会長が設立までの経過を報告したあと、15年度事業計画案・同予算案、監事選任について審議、いずれも原案通り可決承認した。
今年度の事業計画は全国的なネットワークに関しては、会員対象のセミナー開催と地域ごとのゴルフツーリズム関連団体への支援、連携をはかっていく。
地域プラットフォームの形成支援は、形成支援のための事例収集と分析、形成に資する講演会・勉強会を開く。ゴルフを活用した旅行商品の普及、造成支援は、モデルコースの事例収集と分析、旅行業界と連携したモニターツアーの企画立案。国内ゴルフ観光情報の集約、情報発信は、Webサイトの運営とフェイスブックの活用による情報共有・波及、ゴルフツーリズム・カンファレンスの実施する。調査は地方自治体のゴルフツーリズムに対する意識調査を行う。海外ゴルフツーリズム組織の交流は、国際ゴルフツアーオペレーター協会(LAGTO)への加入、LAGTO主催のアジアゴルフツーリズムコンベンションへ参加する。これらの事業をゴルフ場活性化、観光地域づくり、インバウンド、広報・情報発信の4つの委員会が中心となり進めていく。
なお、同会では宿泊施設、鉄道、航空、レンタカー、飲食、土産物店、自治体、観光協会など広く会員を募集している。年会費は法人会員(一般企業)1口10万円以上、法人会員(公益法人)1口5万円以上、自治体会員1口5万円以上、賛助会員(個人含む)1口1万円以上。