“黒船初来航の地”をPR 東京湾フェリー 黒船フェリーの運航を開始
2023年11月28日(火) 配信
東京湾フェリー(齊藤宏之社長、神奈川横須賀市久里)は11月25日(土)、黒船フェリーの運航を開始した。
ペリー率いる黒船艦隊が浦賀沖に来航してから170周年を迎えたことから企画。東日印刷の展開する電照布看板「ルーファス」に黒船に関係する錦絵や当時の資料などを印刷し船内に展示。
同社所有のしらはま丸に、黒船(サスケハナ号)に模したラッピングを施し運航することで横須賀を“黒船初来航の地”として広く周知し、横須賀市・地元観光協会・地元商店街とともに観光活性化をはかる。
11月24日(金)に行われた発表会で齊藤社長は、「黒船フェリーが結ぶ(神奈川県の)久里浜がある三浦半島と、金谷(千葉県)のある房総半島は、観光資源が豊富な場所。インバウンド含め広く両地域の魅力を発信することで、観光振興に貢献する。と同時に、両地域に住む皆さんの利便性にも資するのが使命」と力を込めた。
公務の都合で欠席となった上地克明横須賀市長はメッセージを寄せ、「船を見る人、乗る人、相互に横須賀市の歴史や魅力を感じてもらう有益なコンテンツを提供していただいた。日々多くの船が行き来する浦賀水道を黒船フェリーが横断することで、世界中の人への日本と横須賀市の歴史のPRに大きな貢献をしてもらえる」との期待感を示した。
なお同船のラッピングは、横須賀市の「新たな賑わい創出事業補助金」を活用し行われた。