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近畿日本ツーリスト、地球の歩き方と企画 ガイドブック制作を授業で

2023年11月29日
編集部:長谷川 貴人

2023年11月29日(水) 配信

授業プログラムで制作したガイドブック(イメージ)

 近畿日本ツーリスト(瓜生修一社長、東京都新宿区)は、地球の歩き方(新井邦弘社長、東京都品川区)と、地域探求をテーマとした授業プログラム「地域の歩き方」を共同企画し、11月末から売り出す。

 生徒は同プログラムを通して、旅行ガイドブック「地球の歩き方」の編集ノウハウを学びながら地域への理解を深め、オリジナルのガイドブックを作成する。近畿日本ツーリストの販売により、修学旅行の事前・事後学習への組み込みや校外学習などの応用を円滑にし、学校にとって負担少なく新しい学びを導入できるとしている。

 「地球の歩き方」が長年培ってきた編集ノウハウを学校授業向けにアレンジし、テキスト化や動画化。プログラムは専門的かつ汎用的でありながら、広く学校環境に合わせられるように先生主体で進行する授業構成となる。各プログラムをサポートするワークシートやレクチャー動画を用意、先生はファシリテーションやアドバイスを中心として、専門知識の必要なく授業を展開できる。

 プログラムでは「地球の歩き方」仕様のテンプレートを利用。生徒はガイドブック制作を通し、編集者・読者双方の視点で地域を見つめ、自ら設定したテーマに向けて取材(情報収集)を行う。集められた情報を限られた誌面上で整理し、読み手の興味を意識した表現での情報発信を学ぶ。

 プログラムの販売に先立ち、品川女子学院中等部3年生のニュージーランド修学旅行(今年3月実施)の事前・事後学習としてトライアルを実施した。近畿日本ツーリストによると「生徒の事前・事後学習や実体験などの成果を、『地球の歩き方』というプロの指導によりカタチに残せることに魅力を感じてもらえた」と述べている。

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