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「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(12月号)」

2023年12月16日
編集部

2023年12月16日(土) 配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 フランスではさまざまな商品やサービスにも「ZEN」という言葉が使われていますが、それが日本や仏教と関係があるとは知らないフランス人もいます。一方、昨今の緊迫した世界情勢や不安定な国内事情など、さまざまなストレスから、「ZEN」の中に解決策を探す人がいます。本誌12月号では、日本本来の禅、そして現代の日本における禅について取り上げました。フランスに禅の教えが伝わった歴史や経緯を紹介し、福山市の神勝寺や兵庫県の安泰寺を訪れ、座禅が持つ意味や禅の考え方を解説しています。また石庭についても、歴史を踏まえて、「わびさび」や禅の美意識を説明しています。武道や生け花、茶道、俳句など、フランスでも知られている日本の文化も、禅とつながりを紹介しました。旅行ページでは弘前市を取材しました。

〈フランスの様子〉最新パリの都市計画

「パリ:2026年のサンマルタン運河の姿」11月23日付、ニュースメディアActu.frのウェブサイトより

 11月20日、パリ10区の区長は、2025年に開通200年を迎えるサンマルタン運河の再開発の計画を発表。◆日本人にも人気で、周辺にはおしゃれなカフェやレストランなどがある地区だが、混雑やゴミの問題があり、住民の意見も反映しての再開発となった。◆年明けから2年近くかけての開発のポイントは:運河の両側に幅5メートルの自転車専用道路を新設、歩道を1.5メートルから2メートルに拡張、1万平方メートルの歩行者スペースを確保、50本の植樹など。◆パリ市全体でも、自転車専用道路の新設も進む一方、2040年までに300ヘクタールの緑地を新設する目標を掲げる。◆日本的にいうと、東京ドーム約60個分の緑地が新たにできる計画だが、余っている土地はなく、駐車場を廃止したり、公園の柵を取り払って「歩道公園」という新しいコンセプトで、効率的に緑地を確保する。当然、自動車の場所はもうほとんどない。◆ちなみに、この目標数値は、世界保健機関が推奨している住民1人当たりの緑地面積10平方㍍をパリ市に換算した数値だ(現在は8.6平方㍍)。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

 

 

 

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