大江戸温泉の資産運用会社、全株式をアパグループに譲渡
2023年12月14日(木) 配信
大江戸温泉リート投資法人は12月12日(火)、資産運用を委託する大江戸温泉アセットマネジメントの全株式を、アパグループに譲渡する契約を締結した。株式の譲渡は19日(火)までに実行される。
同投資法人は財務基盤の強化と外部成長が最大の経営課題であったところ、アパグループによる財務支援やグループ保有物件に関する不動産情報の優先的な提供などが期待できるとし、今回の協業となった。
今後は、アパグループがスポンサーとなることで、不動産情報の提供やブリッジ機能、パイプラインとしてのアパホテルの提供、ホテルオペレーター機能の提供など、投資法人の成長を促し、投資主価値の向上に努めていく考え。
アパグループは、ホテルチェーンとして全国最大の758ホテル・11万5408室(建築・設計中含む)を展開している。同グループに、大江戸温泉リート投資法人がホテルを取得・所有し、運営をアパホテルが行うといった保有形態が選択肢に加わることで、ホテルネットワークの拡大をはかるとしている。
資産運用会社の商号は「大江戸温泉」を含まない名称へ変更する。同投資法人と大江戸温泉グループのサポート関係などは継続する。
大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツは、「本社および本グループが展開するホテルや温浴施設、テーマパークの運営事業の一部においては、同投資法人が保有する不動産を賃借して事業を行っているが、この株式譲渡による事業への影響はない」とコメントしている。