22年日本開催の国際会議は553件 参加者は32万5752人に(JNTO)
2023年12月15日(金) 配信
日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2022年JNTO国際会議統計を発表した。22年に日本で開かれた国際会議の件数は、前年比19・1倍の553件となった。参加者総数は、前年比5・9倍の32万5752人(うち外国人参加者数3万3787人)となり、着実な回復を見せた。
一方で、19年比では、開催件数が84・7%減、参加者総数が83・7%減となった。
月別では、22年3月の水際措置の見直し以降、対面開催による国際会議が徐々に増加し、水際措置が緩和された22年10月の件数は20年2月以来、2年8カ月ぶりに100件を超え、その後12月までの3カ月間で、319件と年間の5割以上を占めた。
開催形態は、ハイブリッド形式で開かれた件数が420件にのぼり、全体の75・9%を占めた。
JNTOは、「23年4月末に水際措置が撤廃されたことを受け、今後も開催件数の増加が見込まれる」とし、「23年5月に決定された『新時代のインバウンド拡大アクションプラン』で、日本における国際会議の新たな目標が明記されたことを踏まえ、国際会議の日本開催に向けた誘致活動を強化していく」と力を込めた。