tripla、台湾のシステム会社 Surehigh社を子会社化へ
2023年12月20日(水) 配信
宿泊施設のDX化を支援するtripla(トリプラ、高橋和久CEO)は12月15日、取締役会で台湾企業の旭海國際科技(Surehigh International Technology Inc.)の株式を取得し、子会社化を決定した。今後、台湾や韓国、東南アジアへの事業拡大とサービス拡張に注力し、国内外の宿泊産業の発展に貢献してさらなる事業成長を目指す。
台湾の宿泊施設向けに展開するSurehigh社は、チャネルマネージャー「HOTEL NABE」、予約エンジン「EZ HOTEL」、ホームページ作成サービス「微官網」などを開発、販売している。主力サービスの「HOTEL NABE」は、現在832施設に導入され、海外OTA(オンライン旅行会社)のエクスペディアやブッキング・ドットコムと連携。加えて、LION TRAVEL、Klook、Easy Travel(四方通行)、ezTravel(易遊網)など、現地で主流となるOTAとも連携している。このほかにも、予約エンジンは726施設、ホームページ作成サービスは200施設に導入されている。
今年11月のインドネシアのBooKandLink社に続く子会社化。台湾市場へのさらなる事業拡大が実現し、トリプラグループ全体の導入施設数は6590施設となる見込み。
今後、既に台湾でも展開する「tripla Book」をSurehigh社のサービスを利用する顧客向けに展開。このほか、Surehigh社のチャネルマネージャーの技術や連携先を活用し、トリプラの新サービス「tripla Link」として国内外に展開、競争力の強化をはかっていく。