ユタカ交通、メタバース上で観光コンテンツ提供 国内外の若者との接点創出へ
2023年12月21日(木) 配信
バスや旅行事業などを展開するユタカ交通(豊田英三社長、和歌山県和歌山市)は12月21日(木)、和歌山新城下町DMC(西平都紀子会長、和歌山県和歌山市)とメタバース和歌山実行委員会を立ち上げ、メタバース上で観光コンテンツを提供する観光DX事業「METAVERSE WAKAYAMA(メタバース和歌山)」を始めた。同事業の総投資額は約1億円。経済産業省の事業再構築補助金を活用した。
VRやeスポーツなどのテクノロジーを活用し、国内外の若者世代との接点創出をはかる。
第1弾として、同日現在ユーザー数が5億人を超えるオンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」上に和歌山城のマップを公開する。ユーザーは、ゲーム内の同城でほかのプレイヤーと戦ったり、アイテムなどを収集することができる。これにより、同城の認知度や好感度につなげ、観光需要の創出をはかる。
今後は地元企業と連携し、県を舞台にしたeスポーツ大会を実施する。このほか、特産品を購入できるECショップやVR観光ツアーなどを催行。和歌山城下町の事業者で30億円の新規の経済市場を目指す。また、将来的には同社でメタバースクリエイターを育成し、新たな雇用も創出も目指す。