その景色を収益化 AI搭載の観光望遠鏡(DXスコープ)
2023年12月29日(金) 配信
DXスコープ(今井丈雄社長、東京都品川区)は1月中旬、美しい風景をその場で保存・発信できるという「ありそうでなかった機能」を備えたスマート観光望遠鏡「dXscope」を発売する。収益向上や集客を期待できる新商品だ。
展望台にあるコイン式望遠鏡の進化版が、年始に登場する。「絶景をスマホに保存」「風景解説も表示」「キャッシュレス決済を」――dXscopeは、そんな声に応える。
望遠機能は、倍率40倍の光学ズームレンズと高精度のオートフォーカスを搭載。接眼レンズではなく、デジタルデータとして映し出されるモニターを見る設計だ。通信機能も備えているので、観た景色はその場でクラウド上に保存でき、モニターに表示されるQRコードからスマホに取り込める。
利用者目線では、さながらdXscopeという高性能スマホカメラを手に、写真や動画撮影を楽しむイメージだろうか。自身のSNSで絶景をシェアするなど、楽しみも膨らみそうだ。
設置場所から見られる建物や景色を事前に登録することで、リアルタイムでテキストによる風景解説を表示できるほか、デジタルサイネージ広告も表示できる(いずれもオプション)。利用料の支払いはQR決済やクレジット決済に対応する。
価格は1台54万5000円。場所により前後するが設置費込みで60万円程度と、既存製品との比較でも安価に抑えた。
「日本全国の景色をその場で収益化する革新的なツールは、『感動できる』『記録できる』『共有できる』最強クラスの観光大使です」(同社)とPRする。