奥白馬高原開発が特別清算 負債は約48億円(東京商工リサーチ調べ)
2024年1月9日(火) 配信
奥白馬高原開発(代表清算人=岩本孝氏、東京都中央区)は昨年12月21日(木)、東京地裁から特別清算開始命令を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約48億円。
同社は、長野県・小谷村の「ホテルグリーンプラザ白馬」を主体としたホテルやリゾート施設の経営を手掛けていた。ホテルやスキー場のほか、アドベンチャー施設などを併設し、ピーク時の1993年5月期には売上高約28億4000万円を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、ホテルと施設の休業を余儀なくされた。2021年3月期の売上高は約7億2600万円に減少し、約3億3000万円の最終赤字となり、財務面でも債務超過が続いていた。
22年11月に事業を奥白馬総合リゾート(東京都中央区)へ譲渡し、23年9月30日(土)に株主総会の決議によって解散。今回の措置となった。
同社が運営していたホテルは、奥白馬総合リゾートが運営を継続している。