「10年先までの道しるべを考える年に」 はとバス共栄会 賀詞交歓会開く
2024年1月17日(火) 配信
はとバス共栄会(会長=前田伸・東京タワー社長)は1月16日(火)、はとバスグループクルーズ部門「シーライン東京」のクルーズ船「シンフォニー・モデルナ」で賀詞交歓会を開いた。
前田会長は「今年は再び、人材確保やオリジナルサービス(の構築)が課題となる年。10年先までの道しるべを共栄会として考え、スタートが切れる年にしたい。そのために引き続き会員各社で団結し、はとバス、そして東京都内、国内の観光を盛り上げていきましょう」と参集した会員に呼び掛けた。
はとバスの武市玲子社長は「コロナ禍を経てバス車両は2割減の約100両となり、運転手やガイドも人数を大幅に減少しているなかで売り上げを短期間でコロナ以前までに回復させるのは難しいが、(ツアーの)高付加価値化や生産性の向上などで成長基盤を作り、この先につなげていきたい。観光は人が人らしく生きるために大切なモノを提供できる産業であり、今後も求められるモノ。今年も皆様と共に持続可能で明るい未来を切り開いていきたい」とあいさつした。
このほか会場では、山田彩子さんが旅行新聞新社が主催する「優秀バスガイド」を受賞したことが紹介された。山田さんは「普段の乗務では美しい景色、楽しい場所、おいしいモノをワクワクしながらご紹介しています。これからも新鮮な気持ちで、楽しい旅行を提供していきます」と今後の抱負を語った。