JTB、ベルトラと資本業務提携 海外アクティビティ推進で
2024年1月22日(月) 配信
JTB(山北栄二郎社長)とベルトラ(二木渉社長兼CEO)は1月17日(水)、日本人観光客向け海外アクティビティ事業の推進と拡大に向け、資本業務提携契約を結んだ。
両社は、長年にわたって現地ツアーの販売やシステム連携でパートナーシップを構築。今回、JTBが持つ世界規模の拠点網や仕入・商品造成力と、ベルトラのデジタルマーケティング力などを生かし、一層、同事業の拡大を推進する。
具体的には、JTB現地拠点の仕入・商品造成力とベルトラの知見を生かしたアクティビティ開発をはかる。両社の担当者が参画するプロジェクトを組成し、市場動向やトレンド、ベルトラが持つ豊富なレビューを分析。2月から両社による事業推進を開始し、まずは既存アクティビティの改善による販売強化をはかる。新たなアクティビティの開発は、既存アクティビティの改善と並行して進め、2025年に販売開始予定。さらに、宿泊付きアクティビティやテーマ性のあるアクティビティを拡充する。
加えて、JTBのオプショナルツアー販売システムを、今後リニューアルするベルトラのシステムと一部連携する。デジタル化した簡易な予約フローにより、購買体験の質を向上させて、両社の販売効率向上を目指す。
なお、ベルトラはJTBを割当先とする第三者割当増資を行い、普通株式89万9280株を割当てる。払込期日は2月5日(月)。1株につき556円で約5億円を調達する。