「ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム」 熊野を詣で生まぐろに舌鼓 (和歌山県・那智勝浦町)
2024年1月24日(水) 配信
紀伊半島南部、吉野熊野国立公園内に位置する和歌山県・那智勝浦町は、熊野を詣でて生まぐろに舌鼓をうつまち。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている聖地・那智山には、古来より熊野詣の目的地として親しまれている熊野那智大社、那智山青岸渡寺や、直瀑日本一の落差133㍍を誇る那智の滝、神秘的な自然が広がる那智原始林などがあり、毎年多くの人が訪れます。
勝浦漁港が延縄漁法による水揚げ日本一を誇る「生まぐろ」は、まちを代表する味覚。漁獲から水揚げまで一度も冷凍されておらず、うま味を十分に含んだまぐろ本来の美味しさが味わえます。
熊野詣の後は、「温泉」に癒されるのもおすすめ。町内には多彩な泉質を楽しむことができる177本の源泉があり、大正時代、紀州藩の徳川頼倫公が「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と名付けた大洞窟風呂「忘帰洞」などが有名です。
今年は世界遺産登録20周年の節目の年にあたり、「熊野那智大社」宝物の特別展や「那智山青岸渡寺」の那智の秘宝・秘仏公開などさまざまな記念行事が7―12月に予定されている那智勝浦町。我われ観光機構も、2月のONSEN・ガストロノミーウォーキングや那智山青岸渡寺「行者堂」特別拝観付き神秘ウォークなどの記念行事を展開していきますので、ぜひ那智勝浦町にお越しください。毎年7月14日に行われる勇壮な火祭り「那智の扇祭り」は、大松明の炎が参道いっぱいに乱舞する姿が圧巻ですよ。
【那智勝浦観光機構 東 竜次】