「リアル龍馬像」高知ひろめ市場に登場 最新技術で龍馬を再現
2024年1月26日(金) 配信
高知県高知市の「ひろめ市場」に1月25日(木)、同県が生んだ幕末の英雄、坂本龍馬をコンピューターグラフィックス(CG)や人工知能(AI)で再現した「リアル龍馬像」が設置された。
ヤクルト本社(成田裕社長、東京都港区)が、乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」の新テレビCMに「リアル龍馬」を起用したのに合わせ制作した。
同社によると、「リアル龍馬像」の元になった「リアル龍馬」の制作は、映画『竜とそばかすの姫』(2021年公開)のCGを手掛けたデジタル・フロンティア(東京都渋谷区)が担当。本人と公式に認定されている6枚の古写真などを参考に、最新技術を活用し、脱藩した28歳ごろの顔を再現した。
声の制作はORENDA WORLD(東京都港区)が1万以上のサンプルを基に、「こういう顔(骨格)の人はこういう声を出しやすい」というモデルをAIに学習させ生成した。
「リアル龍馬」の制作には、坂本竜馬の兄の直系子孫である坂本家10代目当主坂本匡弘氏が監修し、「坂本家公認マーク」第1号に認定した。
25日に同市場で行われた除幕式で、坂本氏は「像を初めて見てびっくりした。めちゃくちゃハンサムでこんなにかっこよかったのかなと思っている」と満足気に話した。
像は2月29(木)まで設置し、一般公開する。像の横には音声ボタンが付き、押すと再現された龍馬の声が流れる。